ゴキブリ対策にアロマは効果的?ゴキブリが嫌うアロマオイルについてのイメージ

じめじめとした梅雨の時期や、暑い夏の時期は、ゴキブリが家の中に出没しやすくなります。ゴキブリは、害虫駆除剤やホウ酸団子などの薬剤で駆除することもできますが、できれば薬剤を使わずに、安全に対策したいものです。そこでおすすめなのが、アロマオイルを使ったゴキブリ対策です。ゴキブリは、アロマオイルの香りが苦手なため、アロマオイルを置いておくと、ゴキブリを寄せ付けにくくなります。

今回は、ゴキブリが嫌うアロマオイルの種類や、ゴキブリ対策に効果的な使い方や注意点などをご紹介します。

ゴキブリが嫌いな香りを上手に利用して、家の中にゴキブリを寄せ付けないようにしましょう。

ゴキブリ対策にアロマが有効な理由

ゴキブリ対策にアロマが有効な理由

ゴキブリとアロマと聞くと、なんの関連性もない言葉のように聞こえるかもしれません。

ですが、アロマはゴキブリ対策に非常に有効な手段なのです。

ゴキブリ対策にアロマが有効な理由を端的にまとめると、以下のようになります。

まず、ゴキブリは、嗅覚が非常に発達しており、食べ物や水、危険物などの情報を嗅覚で感知します。アロマの香りは、食べ物や水の香りとは異なる異臭としてゴキブリに認識されるのです。

また、アロマの香りは、ゴキブリの神経系にも影響を与えると考えられています。ゴキブリの神経系は、人間の神経系とは異なるため、アロマの香りによって、神経が混乱したり、麻痺したりする可能性があります。このため、ゴキブリは、アロマの香りを感じると、逃げ出すという行動に出るのです。

次に、ゴキブリが嫌うアロマオイルの種類についてお伝えします。

ゴキブリが嫌うアロマオイルの種類について

ゴキブリが嫌うアロマオイルの種類について

ゴキブリは化学物質の香りを感知することが得意で、特定のアロマオイルの香りが彼らにとって不快で嫌悪感を引き起こすことがあります。

アロマオイルにはさまざまな香りがあり、ゴキブリに効果的なものが複数存在します。したがって、好みや効果に応じて選択肢を調整できます。

ゴキブリが嫌うアロマオイルの種類は、以下の通りです。

アロマオイル理由
ハッカ油ハッカ油には、ゴキブリの嗅覚を刺激するメントールやシネオールなどの成分が含まれています。これらの成分は、ゴキブリにとって異臭として認識されるため、嫌がるのです。また、メントールやシネオールなどの成分は、ゴキブリの神経系にも影響を与えると考えられています。
ペパーミントペパーミントには、ハッカ油と同じくメントールやシネオールなどの成分が含まれています。そのため、ハッカ油と同じように、ゴキブリを嫌がらせることができます。
レモンレモンには、リモネンなどの成分が含まれています。リモネンは、ゴキブリの嗅覚を刺激する成分であり、異臭として認識されるため、嫌がるのです。
シナモンシナモンには、シナモンアルデヒドなどの成分が含まれています。シナモンアルデヒドは、ゴキブリの嗅覚を刺激する成分であり、異臭として認識されるため、嫌がるのです。
クローブクローブに含まれるオイゲノールなどの成分が、ゴキブリの嗅覚を刺激し、嫌がると考えられています。また、クローブの香りは、ゴキブリの神経系に影響を与える可能性があるため、逃げ出すという行動に出るとも言われています。
タイムタイムに含まれるタイムアルデヒドなどの成分が、ゴキブリの嗅覚を刺激し、嫌がると考えられています。また、タイムの香りは、ゴキブリの神経系に影響を与える可能性があるため、逃げ出すという行動に出るとも言われています。
ローズマリーローズマリーには、ローズマリーネールなどの成分が含まれています。ローズマリーネールは、ゴキブリの嗅覚を刺激する成分であり、異臭として認識されるため、嫌がるのです。
ヒノキヒノキには、テルペノイドなどの成分が含まれています。テルペノイドは、ゴキブリの嗅覚を刺激する成分であり、異臭として認識されるため、嫌がるのです。
ベチバーベチバーに含まれるベチバーオイルなどの成分が、ゴキブリの嗅覚を刺激し、嫌がると考えられています。また、ベチバーの香りは、ゴキブリの神経系に影響を与える可能性があるため、逃げ出すという行動に出るとも言われています。
ユーカリユーカリには、ユーカリプトールなどの成分が含まれています。ユーカリプトールは、ゴキブリの嗅覚を刺激する成分であり、異臭として認識されるため、嫌がるのです。

以上が、一般的にゴキブリが嫌うとされるアロマオイルの種類です。

ただし、アロマオイルは、人によっては肌に合わなかったり、気分が悪くなったりすることもあるため、注意してください。

ゴキブリ対策にアロマオイルを使用する方法

ゴキブリ対策にアロマオイルを使用する方法

ゴキブリが嫌うアロマオイルについてはお伝えしましたが、実際にアロマオイルを使ったゴキブリ対策には、どのような方法があるでしょう。

一般的に、アロマオイルを用いたゴキブリ対策には、以下3点が挙げられます。

ここから、具体的に解説しますので、ぜひアロマオイルを使用したゴキブリ対策について検討している方は、ぜひ実践してみてください。

アロマディフューザーで香りを拡散する

アロマディフューザーで香りを拡散する

アロマディフューザーを使用してゴキブリ対策のために香りを拡散する手順は以下の通りです。

アロマディフューザーの使い方を正しく実施し、ゴキブリを遠ざけるためのアロマオイルを選んでください。

すでにお伝えしましたが、ゴキブリが嫌うアロマオイルは、ペパーミント、シダーウッド、レモングラス、ユーカリ、ラベンダー、ティーツリー、シナモン、クローブ、オレンジなど。

アロマディフューザーで香りを拡散する手順は、以下のとおりです。

  1. アロマディフューザーの水タンクに水を入れます。
  2. アロマオイルを数滴垂らします。
  3. アロマディフューザーのスイッチを入れます。

アロマオイルの量は、アロマディフューザーの機種によって異なりますが、目安として100mlの水に対して5滴程度がおすすめです。また、アロマディフューザーを置く場所は、人の鼻より下の場所、適度に空気が対流する場所にしましょう。

アロマディフューザーを部屋の中央や、ゴキブリが侵入しやすいエリアに配置するのがおすすめです。キッチン、バスルーム、ゴミ箱周りなど、ゴキブリの出現が多い場所が良い場所となります。

アロマディフューザーは、長時間連続して使用すると、空気が乾燥する原因になるため、こまめに水を足してあげましょう。

アロマディフューザーを定期的に使用し、香りを維持します。ゴキブリ対策には持続的な香りが重要です。

くわえて、アロマディフューザーを使って香りを拡散することで、ゴキブリの侵入を防ぎ、快適な居住環境を維持することができます。選択したアロマオイルの香りを楽しむと同時に、ゴキブリからの保護効果を得ることができます。

タオルやガーゼにアロマオイルを染み込ませて置いておく

タオルやガーゼにアロマオイルを染み込ませてゴキブリ対策をする手順は簡単です。

ゴキブリの嫌う香りのアロマオイルをタオルやガーゼに染み込ませて置いておくことで、ゴキブリを寄せ付けない効果が期待できます。

まず、必要な材料を用意します。無香料のタオルやガーゼ、選んだアロマオイル、お湯、ボウル、さらに、シール付きのジップロックバッグがあるとよいでしょう。

おおまかな手順は、以下の通り。

  1. タオルやガーゼを用意します。
  2. アロマオイルを数滴垂らします。
  3. タオルやガーゼを、ゴキブリがよく出没する場所に置きます。

具体的には、まずボウルに温水を入れます。お湯の温度は熱すぎない程度で、ただし手で触れられるほど熱くないことが大切です。

つぎに、選んだアロマオイルをボウルに数滴垂らします。アロマオイルの種類によって、垂らす数滴の量は異なります。アロマオイルボトルのラベルや説明書を参照してください。

タオルやガーゼをボウル内のアロマオイル入りお湯に浸します。完全に浸るまでゆっくりと浸けます。

タオルやガーゼにアロマオイルとお湯でじゅうぶん浸み込んだら、余分な水分を絞ります。タオルやガーゼが濡れたままである必要はありません。

アロマオイルで香りづけされたタオルやガーゼをゴキブリの出現が多いエリアに配置します。具体的な置き場所としては、玄関やキッチン、トイレ、洗面所など、ゴキブリがよく出没する場所がおすすめです。また、ゴキブリが侵入しやすい隙間や、ゴキブリが隠れやすい場所の近くに置いても効果的といえます。

タオルやガーゼを隠さないように、オープンな場所に置くことが重要です。

アロマオイルが香りを失ったり、タオルやガーゼが乾いたりした場合は、定期的にアロマオイルを追加したり、新しいタオルやガーゼに交換したりします。

タオルやガーゼをジップロックバッグに入れて配置することで、アロマオイルの香りをより長く保つことができます。ジップロックバッグに穴を開けて香りを拡散させます。

補足として、タオルやガーゼに染み込ませたアロマオイルを、スプレーボトルなどに入れて、吹き付けるという方法もあります。この場合は、タオルやガーゼを準備する必要がなく、手軽に使用することができます。

アロマオイルを水に混ぜてスプレーする

アロマオイルを水に混ぜてスプレーする

タオルやガーゼにアロマオイルを染み込ませてゴキブリ対策をする手順は、非常に簡単で試しやすいです。おおまかな工程は、以下4つとなります。

  1. スプレーボトルを用意します。
  2. 無水エタノールを10ml入れます。
  3. アロマオイルを5滴垂らします。
  4. 水を100ml入れ、よく混ぜ合わせます。

アロマオイルを水に混ぜてスプレーする方法には、まず材料を用意する必要があります。

無香料のスプレーボトル、選んだアロマオイル、水、および液体石鹸などです。液体石鹸はアロマオイルを均一に分散させるのに役立ちます。

手始めに、スプレーボトルに水を注ぎます。通常、ボトルの容量に合わせて適量の水を使用します。水の温度は一般的に室温で問題ありません。

選んだアロマオイルを水に垂らします。アロマオイルの量は、個人の好みやスプレーの容量に応じて調整します。一般的には、水約100mlに対してアロマオイル数滴から10滴程度が目安です。

必須ではありませんが、液体石鹸を数滴加えることで、アロマオイルを水に均一に分散させやすくなるのでおすすめ。

次にスプレーボトルをしっかりと閉め、内容物をよくかき混ぜます。アロマオイルと水が均一に混ざるように注意してください。

そして、アロマオイルと水を混ぜたスプレーを、ゴキブリが出現する可能性の高いエリアや隠れ場所、出入り口周りなどにスプレーします。ゴキブリの通り道や巣にスプレーすることが効果的です。

ゴミ箱や生ごみ入れの周囲にスプレーしておくと、ゴキブリの侵入を防ぐ効果が期待できます。

アロマオイルを含むスプレーは、直接食品に使用しないでください。また、目や口に入れないように注意してください。

使用後は、スプレーをしっかりと閉め、乳幼児やペットの手の届かない場所に保管しましょう。

ゴキブリ対策にアロマオイルを使う際の注意点

ゴキブリ対策にアロマオイルを使う際の注意点

ゴキブリ対策にアロマオイルを使用する際は、いくつか注意しておくべき点があります。

まず、アロマオイルには、目や皮膚への刺激や、アレルギー反応を引き起こす可能性があるものもあります。また、ペットや小さな子供がいる場合は、アロマオイルの使用を避けたり、使用量を減らしたりするなど、注意が必要です。

さらに、アロマオイルは一部の人にとってアレルギー反応を引き起こすことがあります。初めて使用するアロマオイルを試す前に、皮膚にアレルギー反応が起こらないかテストすることをおすすめします。また、アレルギー症状がある場合や皮膚が敏感な場合、医師に相談してください。

また、アロマオイルの香りは、人によって好き嫌いが分かれるものです。

家族やペットがいる場合は、アロマオイルの使用前に、使用したくない場合は、使用を避けたり、使用量を減らしたりするなど、確認しておきましょう。

なにより、アロマオイルは、ゴキブリを寄せ付けない効果がありますが、ゴキブリを退治する効果はありません。

ゴキブリは、非常に生命力が強く、アロマオイルの香りに慣れてしまうこともあります。そのため、アロマオイルをゴキブリ退治に使用する場合、他の方法と併用するなどの工夫が必要です。

アロマオイルは、ゴキブリを寄せ付けないための手段、退治の補助的な手段として使用するようにしましょう。

まとめ

アロマオイルには、ゴキブリの嗅覚を刺激する成分が含まれており、食べ物や水の香りとは異なる異臭として認識されるため、ゴキブリ対策に有効です。

アロマオイルを使用したゴキブリ対策には、アロマディフューザーで香りを拡散する方法や、タオルやガーゼにアロマオイルを染み込ませて置いておく方法、アロマオイルを水に混ぜてスプレーする方法があります。

ゴキブリ対策としてアロマオイルを使用する場合は、ゴミや汚れをこまめに掃除して、ゴキブリが住みにくい環境を整えることも大切です。

ただ、アロマオイルはあくまでゴキブリを寄せ付けないための手段であり、ゴキブリを直接退治することはできません。

自宅に住みつくゴキブリにお悩みの方は、ゴキブリ駆除専門業者に依頼することを検討してみてください。

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ゴキブリ駆除から再発防止まで、徹底したプロが対処してくれます。

ゴキブリの悩みを根本から解決したい場合は、ぜひG駆除へご相談ください。

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