ゴキブリにアルコールは効果的?メリット・デメリットを徹底解説のイメージ

殺虫剤を切らしているときにゴキブリと遭遇してしまった場合、アルコールでも退治できます。

ただ、アルコールであればなんでもOKというわけでななく、退治に適した度数があります。アルコールでゴキブリを退治するために、度数やメリット・デメリットを押さえておきましょう。

この記事では、アルコールがゴキブリに発揮する効果や、ゴキブリ退治ができるアルコールスプレーの作り方を解説します。

ゴキブリ退治にアルコールは効果的?

ゴキブリ退治にアルコールは効果的?

家に出現したゴキブリを退治できるのは殺虫剤だけではありません。家庭にあるアルコールでも退治可能です。どんなアルコールでもよいわけではないため、効果的なものはなにか知っておきましょう。

まずはゴキブリ退治ができるアルコールを解説します。

ゴキブリに対するアルコールの効果

アルコールはゴキブリの退治に活用可能です。その理由はアルコールの効果とゴキブリの生物的な構造にあります。

ゴキブリは体に「気門」という呼吸器官を持っており、ここを使って呼吸をしています。人や動物のように鼻や口で呼吸をしているわけではありません。

アルコールは、この気門を塞いでしまうため、ゴキブリを窒息死させることが可能です。水ではゴキブリの体に付いている油に弾かれてしまうため、窒息はしません。

また、アルコールは体温を奪う働きがあります。ゴキブリは冬になると見かける頻度が減るように、温度が下がると活動が鈍くなります。

アルコールをかけられ、体温が下がったゴキブリはそれだけで死ぬことはありませんが、動きが遅くなり、退治しやすくなります。

アルコールをゴキブリの全身に吹きかける

アルコールスプレーによるゴキブリ退治では、ゴキブリの体にある気門をすべて塞ぐ必要があります。1箇所でも開いていると、そこから呼吸をして窒息しません。

ゴキブリの気門は、体の側面に左右3つずつあります。下寄りの場所に並んでいるため、上からかけただけでは気門を塞ぎきれないことが多いです。

しっかりと気門を塞ぐには、ゴキブリの全身をアルコールスプレーで完全に濡らすことが大切です。

殺虫剤は少しかけただけでも効果がありますが、アルコールスプレーを使うときはアルコールに浸かるくらいしっかりと吹きかけましょう。

適切なアルコール度数が必要

アルコールがゴキブリ退治に有効であることは間違いありません。しかし、適切なアルコール度数でなければ効果は薄れてしまいます。

ゴキブリ退治に効果的なアルコールの度数は、60~80%のものです。消毒用のエタノールやアルコール度数が高い酒類が該当します。

適切なアルコール度数でないと効果が薄れる理由は、アルコールの性質にあります。アルコール度数が60%よりも低いと、濃度が足りずゴキブリを退治できません。

反対に80%を超える濃度の場合は、揮発性が高すぎてゴキブリが窒息死する前に蒸発してしまいます。ゴキブリ退治用にアルコールを使う場合は、濃度に十分に注意しましょう。

アルコールと殺虫剤の違い

ゴキブリに吹きかけて使う点では同じアルコールと殺虫剤ですが、ゴキブリに対する作用は大きく違います。アルコールは前述したように窒息させて退治します。

一方で殺虫剤は、ゴキブリの神経に影響します。神経による情報伝達を阻害し、死に至らしめる効果です。

この違いから、ゴキブリの反応もアルコールと殺虫剤では大きく違います。アルコールはじわじわと動きが鈍くなり、やがて止まることが多いです。

殺虫剤は製品とゴキブリの耐性によって変化し、即座に効果が出ることもあれば、しばらく暴れまわることもあります。

ゴキブリ以外で効果がある虫

アルコールスプレーはゴキブリ以外の害虫にも効果があります。身近な虫では、ハエや蚊、アリなどが該当します。

アルコールが気門を塞ぐという性質を持っているため、気門で呼吸をするムカデやクモなどにも効くはずです。

しかし、体が硬く大きいと効果が出るまでに時間がかかります。毒がある虫や噛みつく虫など、危険度が高い場合は即効性があり、より確実な殺虫剤のほうがよいでしょう。

ゴキブリ退治に効果的なアルコールスプレーの作り方

ゴキブリ退治に効果的なアルコールスプレーの作り方

ゴキブリ退治用のアルコールスプレーは自作できます。準備も手順も難しくないため、1本用意しておくと安心です。

ゴキブリ退治用アルコールスプレーの作り方

ゴキブリ退治用のアルコールスプレーを作る際は、以下のものを準備しましょう。

この2つを用意し、消毒液や酒類をスプレーボトルに入れるだけで完成です。アルコールの度数を間違えないことと、スプレーボトルは高濃度のアルコールを入れてもよいものを選ぶことがポイントです。

水以外には対応していない園芸用の霧吹きや、アルコール対応でも高濃度は不可のスプレーボトルは、溶けたり変形したりする恐れがあります。

精油や植物でアレンジもおすすめ

アルコールのみでも効果がありますが、ゴキブリが苦手とする成分をプラスするのもおすすめです。ハーブや柑橘系の精油や、唐辛子を混ぜてもよいでしょう。

忌避効果が生まれて退治と予防が同時にできるスプレーになります。とくにハーブ系とレモンの香りは、ゴキブリ以外の害虫も嫌う傾向があります。

外から虫が入ってきやすい窓や網戸、玄関付近などに吹きかける使い方もしてみましょう。

アルコールスプレーでゴキブリを退治するメリット

アルコールスプレーでゴキブリを退治するメリット

アルコールスプレーをゴキブリ退治に活用するメリットは、安全性が高く除菌もできる点です。より詳しくメリットをみていきましょう。

有害な成分が入っていない

殺虫剤には人体に影響がある成分も多く含まれているため、吸い込まないように気をつけたり、換気をする必要があります。

一方でアルコールスプレーで用いられているのは、アルコールだけです。精油や唐辛子を混ぜる場合でも、人体に有害な成分は入っていません。

そのため、お子様がいるご家庭でも使いやすいです。喘息などの持病を持っている場合でも、殺虫剤より気軽に使えるでしょう。

なお、犬や猫はアルコール中毒になることもあるため、ペットがいる場合はゴキブリ退治が終わったら拭き取るとより安心です。

キッチンでも使える

キッチンはゴキブリの出現頻度が高い場所です。しかし、食品や食器類が多くあるため、簡単には殺虫剤を使って退治ができません。

うっかり使ってしまうと、その後何度拭き取っても不安が残ってしまいます。

アルコールスプレーなら有害な成分が入っていないため、キッチンでも使いやすいです。万が一、食品や食器にかかっても気になりません。

ゴキブリを見失いにくい

勢いよく噴射される殺虫剤は、ゴキブリを吹き飛ばしてしまうことがあります。そのときに家具や家電などの隙間に押し込んでしまうこともあるでしょう。

また、即死しなかった場合は暴れて動き回ります。逃げ込まれて、見失ってしまうことは避けたいことです。

アルコールスプレーはゴキブリの動きを徐々に鈍らせ、停止させます。そのため、できるだけ隙間から遠い場所で吹きかければ、追いかけやすく見失いにくいです。

アルコールスプレーでゴキブリを退治するデメリット

アルコールスプレーでゴキブリを退治するデメリット

ゴキブリの退治にアルコールスプレーを用いることは、多くのメリットがありました。しかし、アルコールの性質上どうしても発生するデメリットがあります。

殺虫剤のような即効性はない

殺虫剤の中には吹きかけてすぐにゴキブリの動きを止める製品もあります。しかし、アルコールにはそうした即効性はありません。

少しずつ動きを鈍らせていき、完全に停止するまでにある程度の時間がかかります。そのため、長く見ていたくない、1秒でも早く駆除したいという人には向いていません。

ある程度近づく必要がある

殺虫剤の多くはスプレー缶から勢いよく薬剤を噴射します。遠距離から狙い撃ちができるタイプもあり、ゴキブリから距離を取って退治しやすいです。

アルコールスプレーの場合、ガスを使わないスプレーボトルから噴射するため、届く距離まで近づく必要があります。遠くまで噴射できるスプレーボトルもありますが、殺虫剤よりもゴキブリとの距離は近くなります。

火の近くで使うのは危険

高濃度のアルコールは火の近くで噴射すると引火する恐れがあります。キッチンはもちろんですが、アロマ用のロウソクや煙草、蚊取り線香などの火にも注意しましょう。

また、スプレーボトルから噴射すると想像以上に広範囲に広がることも多いです。「これくらい離れていれば平気」とは思わずに、すべての火を消してから使ってください。

アルコールは噴射して目に見えなくなったあとも、空間にしばらくは残っています。その際に火気に触れると火が一気に広がって火災につながる恐れがあります。

火気厳禁なのは殺虫剤も同じですが、アルコールスプレーは火に対する意識が弱くなりやすいです。十分に注意して使わなければいけません。

床や壁、家具類に影響が出ることがある

アルコールは塗料や金属、布類や植物など、さまざまなものに影響が出る可能性があります。家具の塗装やフローリングのコーティング、畳の色など、家の中にはアルコールに弱いものが多くあります。

布類も縮んだり変色したりすることがあり、使う場所には注意が必要です。すぐに拭き取れば大丈夫なことも多いですが、付着したことに気づかずに放置すると思わぬ影響が出ることもあります。

火気に注意するとともに、アルコールが付着しても問題ない場所であることを確認しましょう。噴射してゴキブリを退治した後は、できるだけ早くアルコールを拭き取流ようにしてください。

ほかのゴキブリを誘引することがある

アルコールはゴキブリ退治に有効な成分ですが、ゴキブリが好む成分でもあります。高濃度であれば問題はありませんが、アルコール度数が低いと、反対にゴキブリを呼び寄せてしまいます。

ビールや日本酒などの身近な酒類は、とくにゴキブリを寄せます。誤ってスプレーに使い、ゴキブリに吹きかけてしまわないように注意が必要です。

ゴキブリ駆除はプロに依頼するのがおすすめ!

ゴキブリ駆除はプロに依頼するのがおすすめ!

アルコールスプレーは注意しながら使えば、安全にゴキブリを駆除できるアイテムです。コストパフォーマンスもよいため、1本準備しておくと安心です。

ただ、アルコールスプレーで対応できるのは姿を現したゴキブリだけです。ゴキブリは1匹いたら100匹いるといわれるほど、繁殖力が高い生き物です。

家中のゴキブリをすべて駆除し、再発を防ぎたい場合はプロへの依頼をぜひご検討ください。プロのゴキブリ退治なら、幼体や卵まで駆除し、ゴキブリが外から入ってこないように防除することも可能です。

「ゴキブリ駆除24」は24時間体制でゴキブリの駆除を承っております。「ゴキブリ駆除24」は再発率1%の実績を持っています。一刻も早く安心したい場合は、お気軽にご相談ください。

まとめ

ゴキブリはどのご家庭にも出現する恐れがある害虫です。殺虫スプレーを切らしてしまったときでも、アルコールスプレーがあれば、安全に駆除ができます。

殺虫剤なら使いにくいキッチンであっても使いやすいため、ゴキブリ駆除兼除菌アイテムとしてアルコールスプレーを常備しておくことおすすめします。

しかし、アルコールスプレーではすぐにゴキブリを駆除できないうえに、家に潜むほかのゴキブリを駆除する力もありません。家中を清潔に保ち、ゴキブリの心配がない環境を取り戻すためには、プロによる駆除作業をご利用ください。

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