赤いゴキブリ(赤茶)ってどんなゴキブリ?生態や黒いゴキブリとの違いを解説のイメージ

部屋の隅やキッチンの下などに赤いゴキブリを見かけたことはありませんか?

赤いゴキブリ、または一般的に「赤茶ゴキブリ」として知られている昆虫は、多くの人にとって恐れられている害虫の一つです。このゴキブリは、一般的な黒いゴキブリとは異なる外見と生態を持ち、人々にとっては不安や不快感を引き起こすことがあります。

赤いゴキブリは、黒いゴキブリの幼虫やチャバネゴキブリと呼ばれる種類のゴキブリが考えられます。赤いゴキブリと黒いゴキブリは、見た目が似ているため、どちらの種類なのか見分けがつかない方も多いのではないでしょうか。

そこで、本コラムでは、赤いゴキブリの生態と、黒いゴキブリとの違いについて解説します。

赤いゴキブリ(赤茶)の正体とは?

赤いゴキブリ(赤茶)の正体とは?

赤いゴキブリの正体は、クロゴキブリの幼虫である可能性が高いです。

黒いゴキブリは、一般家庭でよく見られるゴキブリの一種で、体長は約35mmです。幼虫は、脱皮を繰り返して成長していく過程で、赤茶色の色をしています。

また、チャバネゴキブリと呼ばれる種類のゴキブリも、赤茶色の体色をしています。チャバネゴキブリは、クロゴキブリよりも小型で、体長は約1.5〜2cmです。

このように、赤いゴキブリは、クロゴキブリの幼虫やチャバネゴキブリである可能性が高いです。

つぎに、赤いゴキブリの種類と似ている虫をご紹介します。

赤いゴキブリの種類と似ている虫について

赤いゴキブリ(赤茶ゴキブリ)に似た外見を持つ虫として、以下の虫が挙げられます。

1.アカツキヒメジンガサハムシ:

この虫は茶褐色から赤褐色をしており、体が平らで六角形の形状をしています。触角が細長く、背中には模様があります。ゴキブリに比べて薄い色合いですが、一部のアカツキヒメジンガサハムシは赤みがかっていることがあります。

2.アカクモノトゲハム:

この虫は小さな昆虫で、茶色から赤褐色をしています。特に脚が赤く、その特徴的な色合いから名前がついています。ゴキブリに似た形状を持つことがあり、見かけたときには注意が必要です。

3.アカヤミアリ:

アカヤミアリは一般的に赤みがかった体色をしており、ゴキブリとは異なる種類の昆虫ですが、一部の人々にはゴキブリに似た見た目に見えることがあります。アカヤミアリは非常に攻撃的で、刺されると痛みやアレルギー反応を引き起こすことがあるため、注意が必要です。

これらの虫は、赤いゴキブリと似た体色や形状を持つことがあるため、誤ってゴキブリと混同されることが少なくありません。

しかし、種類や生態は異なるため、正確な識別が必要となります。特に害虫駆除の際には、専門家に相談して適切な対策を取ることが重要です。

赤いゴキブリの生態

赤いゴキブリの生態

赤茶ゴキブリは、その名前が示す通り、茶色から赤褐色をしており、体長は約10〜20mmほどです。一般的な黒いゴキブリと比べて、体が平らで翅を持たないことが特徴です。また、触角が細長く、脚が速く動くため、素早い動きをすることがあります。

ここから、いわゆる赤いゴキブリの「生息場所」「食性」「繁殖」などについて詳しくお伝えいたします。

生息場所

赤いゴキブリは一般的に湿度の高い環境を好みます。そのため、下水道や排水管、下水処理場、下水道の中に生息することが多いです。また、建物内では浴室、キッチン、洗濯機の周り、排水口、暖房設備の近くなど、湿度の高い場所を頻繁に見かけることがあります。

食性

赤いゴキブリは雑食性であり、さまざまな有機物を食べます。一般的には、廃物、食品くず、腐った物、紙類、動植物の死骸などを摂取しますが、家庭内では食品のカスやゴミ箱の中に侵入して食べ物を探し回り、食品の汚染源となることがあります。

具体的に赤いゴキブリが食するものは、以下のものとなります。

このように、赤いゴキブリは食べ物がなくても、紙や木材、衣類などの有機物を食べて生きることができるのです。

繁殖

繁殖

赤いゴキブリは繁殖力が高く、1匹の雌から年間100〜200匹程度の卵を産みます。卵はゴキブリ特有のカプセルのような膜に包まれ、暗く湿度の高い場所に隠されます。

卵は、6〜7週間で孵化し、幼虫になります。

幼虫は、脱皮を繰り返して成長し、成虫になります。成虫になるまでに、約3〜4ヶ月かかります。

成虫は寿命が数か月から数年で、その間に多くの卵を産むため、繁殖力が非常に高いことで知られています。

赤いゴキブリと黒いゴキブリの違い

赤いゴキブリと黒いゴキブリの違い

前項目では、主に赤いゴキブリについてご説明させていただきましたが、赤いゴキブリと黒いゴキブリでは、外見や生態において顕著な違いがあります。

この項目では、赤いゴキブリと黒いゴキブリの主な違いについて、以下5つの観点からの比較を紹介します。

それぞれの特徴を理解しておくことで、駆除や予防の助けになるでしょう。

体色の違い

赤いゴキブリと黒いゴキブリの最も顕著な違いは、その体色です。名前が示す通り、赤いゴキブリは茶色から赤褐色をしており、比較的明るい体色を持っています。一方、黒いゴキブリは黒や暗褐色をしており、暗い体色が特徴です。

大きさの違い

大きさの違い

赤いゴキブリと黒いゴキブリの大きさにも違いがあります。一般的に、赤いゴキブリは黒いゴキブリよりもやや小さめで、体長は約10〜20mmほどです。黒いゴキブリは大きく、体長が20.5〜40mmに達することがあります。

生息場所の違い

これらのゴキブリの生息場所も異なります。赤いゴキブリは湿度の高い環境を好み、下水道や排水管、暖房設備の周り、浴室などでよく見かけます。一方、黒いゴキブリはより幅広い範囲で見られ、家庭内のさまざまな場所や屋外で生息します。

食性の違い

両者の食性もわずかに異なります。赤いゴキブリは雑食性で、廃物、食品くず、腐った物、紙類、動植物の死骸などを摂取します。黒いゴキブリも雑食性ですが、より幅広い食物を摂取する傾向があります。

繁殖力の違い

繁殖に関しても違いがあります。赤いゴキブリは繁殖力が高く、一度の産卵で多くの卵を産みます。黒いゴキブリも繁殖力は高いですが、赤いゴキブリに比べるとやや控えめです。

赤いゴキブリと黒いゴキブリは、その外見や生態において異なる特徴を持っていますが、どちらも害虫として家庭内で問題を引き起こす可能性があるため、適切な予防策と害虫駆除対策が重要です。

つぎの項目では、赤いゴキブリの侵入や繁殖を防ぐ方法や、駆除する方法について解説します。

赤いゴキブリの駆除方法

赤いゴキブリの駆除方法

赤いゴキブリの存在は、家庭や建物内での不快な問題を引き起こすことがありますが、幸いにも適切な駆除方法と予防策を実施することで、その被害を最小限に抑えることが可能です。

この項目では、赤いゴキブリの駆除方法と侵入・繁殖を予防するための対策について紹介します。

赤いゴキブリの侵入・繁殖を予防するには?

赤いゴキブリの侵入・繁殖を予防するには、以下の対策が有効です。

1.ゴキブリが好む環境を整えない:

ゴキブリは、湿気や暖かさを好みます。そのため、キッチンや台所、浴室などの水回りは、こまめに掃除して、湿気を溜めないようにしましょう。また、ゴキブリが隠れられる場所をなくすために、家具の下や隙間などを埋めるのも効果的です。

2.ゴキブリの餌となるものを捨てない:

ゴキブリは、食べ物や紙、木材など、さまざまなものを餌とします。そのため、生ゴミや食べ残しは、すぐに捨てるようにしましょう。また、紙や木材をゴミとして捨てる場合は、ビニール袋に密封して、ゴミ箱の蓋をしっかり閉めましょう。

3.ゴキブリの侵入経路を塞ぐ:

ゴキブリは、隙間や穴から侵入します。そのため、窓やドアの隙間、配管の穴などを塞いで、ゴキブリの侵入を防ぎましょう。

また、ゴキブリは稀に配送に使用される段ボールや新聞紙に侵入していたり、卵を産み付けていたりするケースがあります。

不要な段ボールや新聞紙は屋内に放置するのではなく、できるだけ屋外に保管しておき、資源の日に捨ててしまいましょう。

赤いゴキブリの駆除について

自宅の台所やリビングで赤いゴキブリが見つかったという場合は、早めに駆除しましょう。

放置しておくとそのまま繁殖して、たくさんのゴキブリが家に住み着くといった事態になってしまいます。

ここでは、「市販の殺虫剤を使う方法」と「ゴキブリ駆除専門業者に依頼する方法」の2つの駆除方法についてご紹介します。

市販の殺虫剤を使う方法

まずは、市販の殺虫剤を使って赤いゴキブリを駆除する方法についてです。

はじめに、市販の殺虫剤を選びます。ゴキブリ用の殺虫剤が市場に多く出ており、スプレー式や置き型式などさまざまな種類があります。ゴキブリ駆除に特化した製品を選びましょう。

スプレータイプは、ゴキブリを見つけたら、直接噴射して駆除します。置き型タイプは、ゴキブリがよく出没する場所に置いて駆除します。

殺虫剤による駆除方法ゴキブリの活動や侵入経路を追跡し、発生源を特定します。ゴキブリが頻繁に出没する場所や隠れ家を把握しましょう。

殺虫剤を使用する前に、手袋を着用し、顔や体を保護するためにマスクやゴーグルを装着しましょう。また、ペットや子供のいる場所では、彼らが接触しないように注意してください。

選んだ殺虫剤を、ゴキブリのいる場所や通り道に直接スプレーまたは適量を塗布します。ゴキブリの好む隠れ家や巣の周りにも注意して施工しましょう。ゴキブリは巣穴や隠れ家に潜んでいることが多いため、殺虫剤を直接巣穴や隠れ家に吹きかけることが効果的です。

殺虫剤がゴキブリに効果を発揮するまで待ちます。通常、数分から数時間で効果が現れます。ゴキブリが死んだ場合、死骸を清掃しましょう。

ゴキブリ駆除後は、再侵入を防ぐための予防策を実施しましょう。食品の密閉保存や、湿度管理などが効果的です。

使用済みの殺虫剤容器や布巾は、適切に処理し、子供やペットの手の届かない場所に保管してください。

また、殺虫剤の使用に際しては、ラベルに記載された指示と安全情報を必ず守りましょう。特に、食品や調理器具には殺虫剤を直接噴霧しないでください。

ゴキブリ駆除専門業者に依頼する方法

つぎに、ゴキブリ駆除専門業者に依頼して赤いゴキブリを駆除してもらう方法についてです。

ゴキブリは非常に生命力が高いうえに、繁殖力も高い虫です。そのため、1匹退治したと思ったらまた次のゴキブリを見つけた、なんてことも少なくありません。

市販の殺虫剤で駆除しきれない場合は、プロに依頼するのがよいでしょう。

専門的な知識と経験があるプロであれば、ゴキブリの種類や生態を熟知しているため、効果的な駆除方法でゴキブリを退治してくれます。

赤いゴキブリは、侵入・繁殖を予防することが大切です。

予防策を講じているからといって油断せず、赤いゴキブリを見つけた場合は、早めに駆除しましょう。

まとめ

赤いゴキブリは、一般的な黒いゴキブリとは異なる外見と生態を持っています。赤いゴキブリは、黒いゴキブリの幼虫やチャバネゴキブリと呼ばれる種類のゴキブリが考えられます。基本的な特性や見た目は黒いゴキブリと似ていますが、少し小ぶりだったり、実はゴキブリではなく別の昆虫だったりすることもありえるので、見つけた際はしっかり観察したうえで駆除をおこなうのがよいでしょう。

また、赤いゴキブリの屋内への侵入や繁殖を防ぐためにも、ゴキブリが好む環境を整えない・餌となる食べ物を放置しない・侵入経路を塞ぐといった手段を講じましょう。

家のなかで赤いゴキブリや黒ゴキブリを見つけてしまった場合は、市販の殺虫剤を使って駆除をおこなうか、ゴキブリ駆除専門業者に依頼して駆除してもらいましょう。

ゴキブリ駆除を専門におこなっている業者への依頼なら、「G駆除24」がおすすめです。

ゴキブリは一度屋内への侵入を許してしまうと、その生命力の強さと繁殖力の強さから、なかなか完全に駆除しきることが難しいといわれています。

G駆除24では、ゴキブリを巣から根こそぎ駆除してくれるので、素人ではなかなか退治しきれないゴキブリを一網打尽にしてくれるのです。

自宅に出没するゴキブリにお悩みの方は、ぜひ一度G駆除24へご相談ください。

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